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パーツの選び方「マザーボード編2」ディスプレイ出力について

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僕が初めてパソコンを自作するとき、 リアル店舗で店員さんに色々教えてもらいました。 とにかく安く自作してみようのコンセプトのため、 お店の安いマザーボードを手に取って話していたのですが。 店員さん曰く「そちらディスプレイ出力がついてない場合があるので注意してください」 え?そんなのあるの?って感じでしたが、ディスプレイ出力がついてないマザーボードも存在するみたいです。 画像の黄色枠:HDMI(映像+音声) 緑枠:DVI-DとD-sub(映像のみ) 赤枠:音声出力 ディスプレイ出力がついてないマザーボード この場合、グラフィックボードが必須となります。 グラボについているHDMIなどの出力端子からモニターに接続します。 逆に言えば、グラボを付ける方はグラボのディスプレイ出力端子さえ 把握しておけば、マザーボードに出力がなくてもOKですね。 自分の場合、HDMIとDVI-D、D-subの3つが付属していました。 価格.comでマザーボードの仕様表を見ると、 HDMIポート数は1となっていますが、 それ以外は表記されておらず。 また、アマゾンでもディスプレイ出力ポートは記載がありませんでした。 そのため、商品購入前に詳細を製品のホームページで参照するのがよいです。 複数枚のモニターに映像出力する場合、複数のディスプレイ出力ポートが 必要ですから。 注意点 今時、HDMI端子が付いていないことはないと思いますが、 DVI-DとD-subは映像出力のみで音声出力がありません。 僕は過去にノートパソコンを使っていたので、 ノーパソのディスプレイとHDMI接続した外部ディスプレイを使用していました。 つまり、DVI-DとかD-subを使ったことがなかったのですが、 マルチディスプレイにする場合、HDMIとDVI-DかD-subになります。 (グラボあればHDMIとHDMIが可能) DVI-DとD-subは音声出力がないため、 そのケーブルでモニターと接続した場合、音声が出ません。 そのため、マザーボードの音声出力とモニターの音声入力をステレオケーブルで 繋いでやる必要があります。 当初、それを知らなくてなぜ音声出ないのか悩んだ記憶がありますw DVI-DとD-subケーブル購入の豆知識 ディスプレイを購入した際、これらのケーブルが付属していても 大半の人がHDMIケーブルで接続す...

パーツの選び方「マザーボード編2」規格について

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僕が購入したマザーボードA520M-Eは、MicroATXと呼ばれます。 Micro(マイクロ)の名前から推測できますが、マザーボードの大きさを意味しています。 他に種類があるので一つずつ説明していきましょう。 ATX 画像は TUS GAMING B760M-PLUS D4 公式HP より引用 305mm×244mmのマザーボードで、一番基盤の面積が大きいです。 小さなマザーボードと比較するとスロットの数が多く、拡張性が高い。 上記の画像に赤枠をつけましたが、そこにメモリがはまります。 これは32GB×4本のメモリがつきます。 僕のマザーボードは、メモリスロットが2本です。 将来的にグラボを複数接続したければ、拡張性が高い商品を選択する必要があります。 Micro-ATX 244mm×244mmのマザーボードです。 当然、拡張性はATXと比較して低いのは事実でありますが、、 画像は TUF GAMING B660M-PLUS WIFI D4公式HP より引用 色々見てるとMicroでも、メモリを4本挿せたり。 グラボを挿すPCIE×16というスロットも2本あります。 自分はPCIE×16のスロットは一つですが・・ マザーボードの大きさから、ケースもATXより小さいものを選択できます。 拡張性からATXを選択すべきという意見から、 コスパやケースの大きさでMicroを選択すべきまで様々な意見があるようです。 僕は自分が何をしたいかを決定して、そこを満たす選択が重要と考えています。 Mini-ITX 画像は ROG STRIX B760-I GANUBG WIFI より引用 170mm×170mmでMicroATXよりも小型のマザーボードになります。 メモリは2本でPCIE×16のスロットも一つが基本になります。 拡張性が低いのは事実ですが、 現在僕が使っているMicro-ATXにつけているパーツは、 Mini-ITXでも対応可能です。 グラボをつけてないし、メモリも8GBの2本挿しですので。 過去の記事でLOLくらいのゲームであれば、FPSも200以上出ることを証明済みです。 ただし、価格が高いです。 あまり数が出ないので、Micro-ATXのほうが安いですね。 コストパフォーマンスが悪い。 Mini-ITXの優位性は、PCケースを小さなものにできます。 まとめ A...

グラフィック内蔵CPUでゲームどれだけやれるのか?3

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以前、League of LegendsのゲームでFPSは200以上出るが ディスプレイのリフレッシュレートが70ほどという話をしました。 オプションを確認すると、下記の項目が変更できます。 ・フレームレート設定 ・グラフィック 今回はグラフィック設定を変更して違いを確認してみます。 League of Legendsの画質中で負荷を確認 まず初期設定のグラフィックを中、 フレームレートは80FPSに設定。(ディスプレイがこれ以上未対応のため) CPU、GPUともに使用率は余裕があります。 全然関係ないですけど、ディスクからの読み出しは0%のままでした。 やっぱりローディング中にマップとか読み込んで、 それをVRAMやRAMにダウンロードして使用してると解釈しています。   League of Legendsの画質最高で負荷を確認 次にグラフィックを最高画質にしてみました。 フレームレートは80FPSのままです。 CPU、GPUともに使用率が2%上昇しました。 この値は変動するので、切り取った場面により差がありますが・・ 特にFPSが落ちたりとかはなかったので、 LOLに関してはグラフィック内蔵CPUで十分作動すると考えます。 画質も目で見て分かるほどよくなりました。 League of Legendsの画質低で負荷を確認 中画質と比較すると、4%CPUの負荷は上がってます。 自分の予想では減ると考えていたのですが、 少し時間を置いてみても30%前後でした。 しかし、GPUの処理負荷がかなり減りました。 中画質から7%減です 単純にCPUとGPUの処理負荷を足し算してもしょうがないと思いますが、 そうした場合、高画質→中→低の順に処理負荷は下がってます。 結論 自分のパソコンで高画質でもフレームレートも十分でました。 プレイ中、ラグも感じたりしません。 つまり、LOL目的でパソコンを購入する場合、 最近のグラフィック内蔵CPUを搭載するパソコンで十分動作します。

パーツの選び方「マザーボード編2」有線か無線か

 こんにちは。 前回の記事でCPUソケットの形状で、 マザーボードはその形状のものを選択しなければならないと書きました。 自分はそこから単純に安いマザーボードを選択しました。 ASUS PRIME A520M-Eという商品です。 あとはマザーボードの仕様から、足りないものがないか確認するだけです。 まずはLANポートから。 有線で繋ぐか無線で繋ぐか 例えば、自分の場合LANケーブルではなくて、Wifiで繋ぎたいなと考えていました。 ずっとノートパソコン歴が長かったものですから。 ただし、安いマザーボードにはLANポートは付属していますが、 無線LANがついているものはありませんでした。 そもそも低価格で組む予定のため、必然的にLANケーブルになります。 この辺は家のルーターとパソコンの位置関係などから決めるしかないですね。 付属のLANポートの速度について 自分は光回線の契約が1Gbpsの契約です。 最近の回線速度は10Gbpsや5Gbpsも聞いています。 そのため、1Gbpsを超過する契約の場合、 マザーボードのLANポートについても、契約と合う仕様にしなければもったいないです。 自分の場合、1Gbpsの光回線と1GbpsのLANポートが付属したマザーボードなのでOKでした。 ちなみに確認する限り、LANポートは1Gbpsが付属するケースが多かったです。 結論 ・基本有線で繋げば、マザーボードにLANポートが付属しているため問題なし ・ただし、1Gbpsのポートが多いため、それ以上の速度の場合は確認が必要 ・無線で繋げたい場合、付属しているマザーボードか  後付けで無線LANカードを付ける必要がある

グラフィック内蔵CPUでゲームどれだけやれるのか?2

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グラフィック内蔵CPUでLeague of LegendsのFPSを確認 4万未満で自作したパソコンでどのくらいゲームが動くのか? 幸いLeague of Legendsをインストール済みなので、確認してみます。 ゲーム内に「FPSを表示してくれる」機能があります。 これを参照すれば、一発で実力が分かる訳です。 実際にプレイしました。 赤丸で囲った部分ですが、見づらいかもしれません。 FPS:216?! びっくりしました。 グラフィック内蔵CPUのRyzen5 5600Gは、 1秒間に216フレーム表示できます。 十分すぎるFPSだと思います。 一応、ゲーム的に全員が集まって もっと処理負荷が重くなってそうな場面も確認しました。 その場合はFPS160ほどでした。 大体160~200で落ち着いている感じです。 これでピンとこない方もいるかもしれません。 ですので、別角度から十分なFPSであることを証明します。 ディスプレイ性能から必要なFPS数値を確認する それはディスプレイの性能です。 ディスプレイ性能にリフレッシュレートという項目があります。 これは1秒間に何回画面を更新できる性能を持っているかです。 つまり、出力側(パソコンの更新能力)と入力側(ディスプレイの更新能力)が イコールに近い必要があります。 パソコン側が1秒間に200回更新できる実力があっても、 ディスプレイ側が60回しか更新しなければ、意味がありません。 ちなみに僕のディスプレイは、GL2460HMです。 10年近く使用していると思います。 恐る恐る、リフレッシュレートを確認してみると・・・ 76Hz・・・ あーーーーーー、全然足りてない。 まぁ、一万円ちょいで買った昔のディスプレイです。 仕方ないよなと思いつつ、現在のディスプレイを調べてみました。 現在のディスプレイのリフレッシュレート ネット通販のサイトで人気が高いディスプレイのリフレッシュレートを調べてみます。 1万円から2万円台のディスプレイは、75Hzくらいが多かったです。 いや、ちょっと待ってよ、10年前から変わってないじゃん。 よく考えたら画質もFHDで今のディスプレイもFHDだし。 10年前のパソコンって使いものになりませんが、 ディスプレイ業界ってそんなに変化が大きくないのかな? 3万円台のディスプレイでも60Hzとかありまし...

グラフィック内蔵CPUでゲームどれだけやれるのか?1

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 こんにちは。 38,000円ほどで自作PCを組みました。 ゲームやる気はなかったのですが、 どのくらい動くのかなと気になって調べてみました。 Can You RUN it というサイトで 自分のパソコンの構成からやりたいゲームの最小構成を満たしているか チェックしてもらえます。 見せてもらおうか、Ryzenの実力とやらを。 Ping値とJitter値の計測 Can You RUN itで通信性能を計測してもらえたので、まずはそれから。 Latencyがサーバーに対してデータを送って、 結果が返送されるまでの遅延時間となります。 これが長いとゲームやってラグを感じてしまいます。 JitterがPing値の差を表しています。 Ping値が5msと20msを繰り返していたら、 平均では12.5msとなり問題ないように見えますが、 20msのときにはラグを感じてしまいます。 自分の結果はPing14ms、でした。Jitterの平均が5msでした。 ざっと調べた感じ、数値は良好でしたので問題なし。 ゲームの最小構成を満たしているか計測 自分がゲームやるとしたらで思いついたのを。 まじか・・ファイナルファンタジー14 最小構成どころか、おすすめ構成の基準も満たしています。 意外な展開、驚きました。 見るとゲームやりたくなってくる笑 ドラクエXとか検索しても出てきません。 あれ日本のみかな?海外対応してないとだめなのか。 valolantは軽めと聞いていましたが、 お勧めスペックも超えていきます、まじか。 名前はよく聞くマインクラフトもOK このままだとグラボの存在意義がなくなってしまうので、 どういう場合にNGになるのかというと。 最小構成は満たしているものの、おすすめは満たさず。 VRAMと呼ばれる、グラフィック専門のメモリーが1GBなのですが、 これが引っかかるケースが多いです。 ApexやPUBGなどの3Dシューティングゲームは VideoRAMの必要量が多いですね。 フィールドが固定されずに、カメラをぐりぐり動かすタイプのゲームは VideoRAMの容量が多いと解釈。 対策 当然、対策としてはVRAMの多いグラボの増設になりますが、 ちょっと調べてると・・ 内蔵グラフィックはCPUとRAMを共用して使ってるみたいです。 ちらほらBIOSの設定でVRAMを増やせ...

パーツの選び方「マザーボード編1」ソケットについて

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 マザーボードの選び方はシンプルです。 自分は自作して初めて知ったのですが、 CPUの形式がintelとAMDで違います。 もう一歩踏み込むと、CPUの世代によっても違います。 ぼくの場合、Ryzen5 5600Gを選択したので それが組み込めるマザーボードを選択するしかない。 その形状をCPUソケットと言います。 上の画像の赤枠部分、AM4がソケットの名称です。 AMDの場合、後継のAM5が発売されていますから、 CPUをIntel系にしたり、最新世代に変更すると 必然的にマザーボードもセットで変更する必要があったりします。 注意点 一つ注意点があるのですが、AM4ソケットのCPUが本日発売として、 AM4ソケットのマザーボードが過去に発売された商品の場合、 ソケットは合ってもマザーボードのドライバをアップデートしないと、 最新のCPUを認識しないようです。 仮にネット通販で購入の場合、お店に確認が必要です。 僕はこのケースに当たりました。 しかし、実店舗で購入予定のマザーボードを発見し、 見ると箱にシールが貼ってました。 真ん中のシールがAMD Ryzen 5000 DESKTOP READYです。 そのため5000番台のCPUに対応してるドライバと判断。(もちろん店員さんに確認) そして基本的にwindows11をインストールするでしょうから、 そこも対応していることが後付けのシールで示されています。 ネット通販で商品の在庫が古い場合、 製造過程で古いドライバがインストールされてますから確認が必要です。 次回からマザーボードの違いを確認していきます。

「雑談」CPUの性能比較(スコア)について

 こんにちは。 CPUのスコア比較は、購入するCPUを決定するのに便利だと思います。 なぜなら、現在使用しているCPUからどのくらい性能が上なのか、 そして複数のCPUで迷うときに一番スコアが上のを選択する目安になるからです。 と同時に自作を経験した人なら、ある疑問点も浮かぶと思います。 CPUによってマザーボードやメモリ、OSなど、適応するパーツが違うのに 比較対象になるのか?ということです。 PassMarkとは 「PassMark」は、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。 同社は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの総合的なベンチマーク・総合診断ソリューションを開発・提供しており、運営する世界最大のCPUベンチマークサイト(cpubenchmark.net)では、3500種類以上のCPUのベンチマークスコアを無料で公開しています。 さらに有料になりますが、総合ベンチマークソフト「PerformanceTest」を販売しており、こちらはインストールしたパソコンのパフォーマンステストを行うことができ、CPU・GPU・メモリ・ストレージなどの主要パーツの性能を測定できます。 Dospara plusのPassMarkとは から引用 PassMarkの問題点 色々調べてみたのですが、CPUスコアをどう算出しているのか。 CPU以外のハードやOSの違いをどう除去してスコアを算出しているのか。 全然わかりませんでした。 例えば、AとB二つのCPUがあり、マザーボードやOSなど同一ハードで スコア算出テストが行える場合、そのスコアに信ぴょう性があると言えますが。 AとBで機材が異なる場合、単純な比較対象にはならないのではないかと考えています。 そして、世の中の人がPassMarkを基準にすればするほど、 僕みたいな人間の場合、PassMarkで高得点取れるCPUを作ればよくね?(本末転倒) テストがブラックボックスなら、賄賂を渡してスコアに色を付けてもらえばよくね? 色んな悪いことも思い浮かべることができます。 PassMarkの目安 以下の表は、 Dospara plusのPassMarkとは から引用です。 PassMark(CPUスコア) 具体的な用途 評価 ~2500 チャ...

CPU性能比較

こんにちは。 今までCPU性能の数値から判断してきましたが、 CPUの性能比較表もありますので、確認してみます。 ドスパラのページを参照しています。 リンクは こちら 。 Core2 Duo E6300の性能を100の基準点として、 そこから性能が高いほど数値が高くなります。 CPUスコア ・Core2 Duo E6300 スコア100 2006年に販売された商品。 動作クロック:1.86GHz コア数:2 スレッド数:なし L2:2.0MB L3:なし ・Celeron G6900   9,080円 ※価格は僕が調べた時点のものです スコア879 動作クロック:3.4GHz コア数:2 スレッド数:2 L2 : 2.5MB L3:4MB ・ Pentium G7400     13,080円 スコア1350 動作クロック:3.7GHz コア数:2 スレッド数:4   L2 : 2.5MB L3 : 6MB ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 スコアの掲載なし おい、何でここまで調べたのに掲載してないのよw 別のサイトで確認するとG7400よりスコアが高かったです。 動作クロック:3.7GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:2MB L3:4MB ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 スコア2087 動作クロック:3.9GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:3MB L3:16MB ・ Intel corei3 13100     22,340円 スコア2734 動作クロック:3.4GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・Intel corei5 12400    24,980円 スコア3646 動作クロック:2.5GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:7.5MB L3:18MB 結論 価格が高いほどスコアも高いという順当な結果に。 思った以上に金額=性能となりました。 CPUが発売されると、スコアの計測があって。 同じ価格帯ならスコアが良いのを選択されて、 売れないから価格を下げて。 思った以上に市場原理が働いているのかなと。。 ここま...

パーツの選び方「CPU編7」結論

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 こんにちは。 下記の情報からCPUの選択を行います。 ・動作クロック ・コア ・スレッド ・キャッシュ 動作クロック 動作クロック競争は終焉していること、 世代が新しいCPUは、安くても3.4GHz以上あります。 以上から特に考慮しません。 コア コアについては、ユーザーが動作しているアプリ以外にも バックグラウンドで多数のアプリが動作していることから 多ければ多いとしました。 グラフィック機能搭載の安価なCPUの候補、 ・Celeron G6900   9,080円 コア数:2 スレッド数:2 ・ Pentium G7400     13,080円 コア数:2 スレッド数:4 ・ Intel corei3 13100   22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400   24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen3 4300G   13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen5 5600G    15,980円 コア数:6 スレッド数:12 ここから2コアは除きます。 1万以下で購入できたりするので、 ネットサーフィン、文書作成程度なら十分魅力的です。 スレッド スレッドも多ければ多いほどいいとしました。 よって、候補は以下に絞りました。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400    24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 コア数:6 スレッド数:12 キャッシュ キャッシュは大きければ、価格が高くなる感じです。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・ AMD Ryzen3 4300G ...

パーツの選び方「CPU編6」キャッシュについて解説

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 こんにちは。 CPU購入の比較になるように、キャッシュについて調べました。 キャッシュの通信速度 CPUの処理速度が遅いころは、 メモリやHDDからデータを読み書きしても速度差は少なかったのですが。 現在ではCPUの処理速度が高速すぎて メモリやHDDからのデータを読み書きすると速度差が大きく、 CPUの処理速度を活かすことができません。 そのため、CPUの内部にキャッシュという高速なメモリを設けました。 キャッシュにはL1、L2、L3とあります。 しかし、CPUの性能表にはL1が記載されてないことが多いです。 ※画像の引用はパソコン工房より L1キャッシュが記載されていない理由 CPUのコアごとに搭載され、一番アクセスが速いのがL1キャッシュですが、 CPUの世代が新しくなっても容量は変わらないため、記載がないようです。 つまり、見るべきはL2とL3になります。 このキャッシュメモリ自体が高価で、 値段が高いCPUほどキャッシュの量も多かったです。 安価なCPUは、L2が3MB、L3が16MBでした。 上の画像は高価なCPUですが、キャッシュメモリの容量が全然違いますね。 CPUと各メモリの速度差、イメージ図 下の画像はイメージ図です。 それぞれメモリの面積が大きいほど容量が大きく、 CPUコアから遠くなれば、アクセス時間が大きくなります。(矢印の下側) また赤枠がCPUになります。 結論 CPUの動作クロックは、安価なCPUと高価なCPUで違いはなかったのですが、 キャッシュメモリの大きさはCPU毎にかなりの違いがあります。 また、上の画像の赤枠の内部は自作パソコンといえども、 増設ができるような場所ではありません。 よって、CPU購入の際には比較のポイントになるかと思います。 次回、今までの情報から購入するCPUの絞り込みをします!

パーツの選び方「CPU編5」スレッドついて解説

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 こんにちは。 以前、自動車のプログラムを開発してて。 メインの処理があって、それに対して割込みでプログラムが呼ばれるんですね。 普段メインの処理が実行されてるんですけど、 ドライバーが駐車場に車を止めるとき、 バックするためのレンジに切り替えるじゃないですか。 そのとき、バックの回路に切り替えるためのプログラムが割込みで処理される。 割込みの処理が終わるまでは、他のプログラムは待機状態で先に進めない。 これがシングルコア、コア1、スレッド1の状態。 朝起きて、布団を畳もうとしてるけど、 トイレも行きたくて、チャイムが鳴って宅配便も届いた。 どれから優先して処理するかは人それぞれだけど、一つずつしか処理できない。 だけど、トイレに行きながら「ちょっと待ってください」と返事することはできる。 布団畳んで片付ける押し入れがトイレ方向なら、 トイレに行きながら布団を押し入れに入れる。 CPUは一つしかないんだけど、トイレでCPUの能力を全部使いきるわけじゃないから、余剰で別の処理を行えるようにしているのがスレッド。 コア1、スレッド2の状態。 つまり物理的にはCPUは一つなんだけど、 処理能力は空いてるから仮想的にCPU2つの状態にして 2つのタスクを処理させることができる。 コアとスレッドの関係 2コア2スレッドだと、windowsとゲームとブラウザ立ち上げて windowsとゲームの処理をしている場合、ブラウザは処理待ち状態。 2コア4スレッドだと、仮にwindowsの処理が大きくて、 1コア2スレッドを使用してても、 もう一つのコアのほうでゲームとブラウザを処理できる。 つまり、コアと同様に多ければ多いほど良いのではないでしょうか。 次回は、キャッシュについて解説します。

パーツの選び方「CPU編4」コアついて解説

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 こんにちは。 前回の記事でCPUのクロック数は既に頭打ちで それを基準に選択することはできないと書きました。 じゃあ、一体僕たちは何を基準にすればいいんだ・・・ そんな絶望に打ちひしがれる僕を救ってくれる情報が。 コア数について まずコア数について。 例えば 1.コップに手を伸ばす 2.コップをつかむ 3.コップを口元へ引き寄せる 4.コップを傾けて水を口に含む 5.水を飲みこむ 上記の5つの動作をCPUに処理させます。 ひとつの動作を処理するのに5サイクルの命令を処理する。 ただし、腕を伸ばしたり縮めたり物理的な動作をするのに必ず1秒かかります。 つまり、5HzのCPUを用意すれば、 命令を処理する時間1秒 + 物理的な動作1秒 = 2秒 2秒 * 5個の動作 = 全部の動作を終えるのに10秒 次に1秒間に45億サイクルの命令を処理できる4.5GHzCPUを用意する。 命令は速攻で処理しますが、物理的な動作に1秒かかるので、 5秒ちょいかかります。 前者と比較すると時間は半分減ってます。 しかし、CPUの性能のほとんどが待機時間になってしまいます。 3.5GHzと4.5GHzのCPUで比較すると 両方ほぼ5秒で動作完了します。 3.5GHzの1サイクルの命令を 0.000000000285 秒で処理するので それが4.5GHzだろうがほぼ時間は変わりませんし、 あっという間に命令を処理してCPUは待機になります。 これは別途書く予定ですが、 CPUをいくら高速化しても、処理を実行するハードの問題もあります。 また高速化するほど、発熱や消費電力増大の問題もあるようです。 それを解決するのが、 複数CPUを搭載するコアという概念。 自分が購入したCPUにはコア数が6なので、 内部には6個のCPUが搭載されています。 つまり、5HzのCPUを2台搭載していれば、 手を伸ばしながら、掴む動作を平行で処理し、 手を口元に持っていきながら、口を開ける動作が出きる。 飲む行為は、上記の動作と平行にはできませんが。 シングルコアだと10秒かかってた動作が、 デュアルコアだと6秒に短縮できます。 ラーメン作るとしたら、 お湯沸かす ネギを切る 器を用意する 袋を開けるなど、平行で作業できる場合、コア数が多いと有利と認識しています。 しかし、調べるとアプリの仕様もあり、例え...

パーツの選び方「CPU編3」CPUの歴史から分かるクロック競争の終焉

 こんにちは。 前回の記事でこんなことを書きました。 CPUのクロックって、宇宙の成り立ちを計算したりするような特殊なケースを除いて 一般に使用する分には、十分な計算能力を持ってるのではないか? つまり、最近のCPUを購入する限り選択肢としての重要性は低いのではないか。 ちょっと調べてみました。 2000年代前半 クロック数競争の終焉とマルチコア時代の到来 2004年末、インテルのPentium 4が採用していたNetBurstマイクロアーキテクチャは、発熱と消費電力の増加が抑えられず、ついに一般向けCPUの周波数が3.8GHzで頭打ちになった。インテルは周波数向上をあきらめ、64ビット・SIMD・プリフェッチ・マルチコアなどの技術で性能向上を図ることになる。これに関連して、インテルもAMDに続き プロセッサー・ナンバー を導入することになる。インテルは開発中のCPUをキャンセルしてクロックあたりの性能を重視した路線への転換を余儀なくされた。 weblio辞書  CPU年表 より引用 実は2006年の時点で3.40GHzのCPUが存在してます。 僕が購入の候補に挙げたCPUを確認すると、3.4GHzから3.8GHzの間。 つまり、2000年代前半にクロック数競争が終焉してから現在まで、 ほとんどクロック数は増加してないことがわかります。 ここまで確認すると、何か技術的なブレイクスルーが起きない限り、 クロック数だけで比較するのは、ほとんど無意味だなぁと理解できます。 ちなみにこの情報は僕が自作を決意してから、パーツ購入まで完全に盲点でした。 ブログ書きながらCPUの処理能力1秒に34億サイクルも38億も別に変らなくね? と、数字がでかすぎて、ピンとこないなーからの始まりでした・・・ じゃあ、10年前のCPUでもいいじゃんと論理が成り立ってしまいますが、 そこで上のweblioの記事の題名にある通り、 「マルチコア」という概念が登場してきます。 次回、コアとスレッドという概念を説明していきます。

パーツの選び方「CPU編2」CPUの動作クロックを解説

 こんにちは。 この記事ではグラフィック内蔵CPUの性能を比較し、 購入を決定した経緯を記載しています。 前回の記事で候補に挙がったCPUを 価格が安い順に並べました(検索は2023/10/12) ・Celeron G6900 9,080円 ・ Pentium G7400 13,080円 ・ AMD Ryzen3 4300G 13,979円 ・ AMD Ryzen5 5600G 15,980円 ・ Intel corei3 13100     22,340円 ・ Intel corei5 12400     24,980円 これだとG6900一択なのですが、 別の観点から並び替えてみます。 CPUの性能比較 ・Celeron G6900     9,080円 動作クロック:3.4GHz コア数:2 スレッド数:2 ・ Pentium G7400   13,080円 動作クロック:3.7GHz コア数:2 スレッド数:4 ・ Intel corei3 13100   22,340円 動作クロック:3.4GHz コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400   24,980円 動作クロック:2.5GHz コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen3 4300G  13,979円 動作クロック:3.8 GHz コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 動作クロック:3.5 GHz コア数:6 スレッド数:12 まずは動作クロックとは何かから確認していきます。 CPUの動作クロックとは? CPUが1秒間に動作する回数を示しています。 例えば、Ryzen5 5600Gは動作クロックが3.5GHzです。 K=1000 M=100万 G=10億 つまり、3.5GHzだと、1秒間に35億回の動作をすることができる。 例えば僕が水を飲む処理を行うとして。 コップを持つのに1秒、 口元に運ぶのに1秒、 水を口に含むのに1秒、 飲み込むのに1秒 上記の4つの命令をこなすのに4秒かかります。 動作クロックが1Hzの場合、 僕と同様に4秒かか...