パーツの選び方「CPU編3」CPUの歴史から分かるクロック競争の終焉

 こんにちは。


前回の記事でこんなことを書きました。

CPUのクロックって、宇宙の成り立ちを計算したりするような特殊なケースを除いて

一般に使用する分には、十分な計算能力を持ってるのではないか?

つまり、最近のCPUを購入する限り選択肢としての重要性は低いのではないか。


ちょっと調べてみました。


2000年代前半 クロック数競争の終焉とマルチコア時代の到来

2004年末、インテルのPentium 4が採用していたNetBurstマイクロアーキテクチャは、発熱と消費電力の増加が抑えられず、ついに一般向けCPUの周波数が3.8GHzで頭打ちになった。インテルは周波数向上をあきらめ、64ビット・SIMD・プリフェッチ・マルチコアなどの技術で性能向上を図ることになる。これに関連して、インテルもAMDに続きプロセッサー・ナンバーを導入することになる。インテルは開発中のCPUをキャンセルしてクロックあたりの性能を重視した路線への転換を余儀なくされた。



実は2006年の時点で3.40GHzのCPUが存在してます。

僕が購入の候補に挙げたCPUを確認すると、3.4GHzから3.8GHzの間。
つまり、2000年代前半にクロック数競争が終焉してから現在まで、
ほとんどクロック数は増加してないことがわかります。

ここまで確認すると、何か技術的なブレイクスルーが起きない限り、
クロック数だけで比較するのは、ほとんど無意味だなぁと理解できます。

ちなみにこの情報は僕が自作を決意してから、パーツ購入まで完全に盲点でした。
ブログ書きながらCPUの処理能力1秒に34億サイクルも38億も別に変らなくね?
と、数字がでかすぎて、ピンとこないなーからの始まりでした・・・


じゃあ、10年前のCPUでもいいじゃんと論理が成り立ってしまいますが、
そこで上のweblioの記事の題名にある通り、
「マルチコア」という概念が登場してきます。

次回、コアとスレッドという概念を説明していきます。

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