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「雑談」CPUの性能比較(スコア)について

 こんにちは。 CPUのスコア比較は、購入するCPUを決定するのに便利だと思います。 なぜなら、現在使用しているCPUからどのくらい性能が上なのか、 そして複数のCPUで迷うときに一番スコアが上のを選択する目安になるからです。 と同時に自作を経験した人なら、ある疑問点も浮かぶと思います。 CPUによってマザーボードやメモリ、OSなど、適応するパーツが違うのに 比較対象になるのか?ということです。 PassMarkとは 「PassMark」は、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。 同社は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの総合的なベンチマーク・総合診断ソリューションを開発・提供しており、運営する世界最大のCPUベンチマークサイト(cpubenchmark.net)では、3500種類以上のCPUのベンチマークスコアを無料で公開しています。 さらに有料になりますが、総合ベンチマークソフト「PerformanceTest」を販売しており、こちらはインストールしたパソコンのパフォーマンステストを行うことができ、CPU・GPU・メモリ・ストレージなどの主要パーツの性能を測定できます。 Dospara plusのPassMarkとは から引用 PassMarkの問題点 色々調べてみたのですが、CPUスコアをどう算出しているのか。 CPU以外のハードやOSの違いをどう除去してスコアを算出しているのか。 全然わかりませんでした。 例えば、AとB二つのCPUがあり、マザーボードやOSなど同一ハードで スコア算出テストが行える場合、そのスコアに信ぴょう性があると言えますが。 AとBで機材が異なる場合、単純な比較対象にはならないのではないかと考えています。 そして、世の中の人がPassMarkを基準にすればするほど、 僕みたいな人間の場合、PassMarkで高得点取れるCPUを作ればよくね?(本末転倒) テストがブラックボックスなら、賄賂を渡してスコアに色を付けてもらえばよくね? 色んな悪いことも思い浮かべることができます。 PassMarkの目安 以下の表は、 Dospara plusのPassMarkとは から引用です。 PassMark(CPUスコア) 具体的な用途 評価 ~2500 チャ...

CPU性能比較

こんにちは。 今までCPU性能の数値から判断してきましたが、 CPUの性能比較表もありますので、確認してみます。 ドスパラのページを参照しています。 リンクは こちら 。 Core2 Duo E6300の性能を100の基準点として、 そこから性能が高いほど数値が高くなります。 CPUスコア ・Core2 Duo E6300 スコア100 2006年に販売された商品。 動作クロック:1.86GHz コア数:2 スレッド数:なし L2:2.0MB L3:なし ・Celeron G6900   9,080円 ※価格は僕が調べた時点のものです スコア879 動作クロック:3.4GHz コア数:2 スレッド数:2 L2 : 2.5MB L3:4MB ・ Pentium G7400     13,080円 スコア1350 動作クロック:3.7GHz コア数:2 スレッド数:4   L2 : 2.5MB L3 : 6MB ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 スコアの掲載なし おい、何でここまで調べたのに掲載してないのよw 別のサイトで確認するとG7400よりスコアが高かったです。 動作クロック:3.7GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:2MB L3:4MB ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 スコア2087 動作クロック:3.9GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:3MB L3:16MB ・ Intel corei3 13100     22,340円 スコア2734 動作クロック:3.4GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・Intel corei5 12400    24,980円 スコア3646 動作クロック:2.5GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:7.5MB L3:18MB 結論 価格が高いほどスコアも高いという順当な結果に。 思った以上に金額=性能となりました。 CPUが発売されると、スコアの計測があって。 同じ価格帯ならスコアが良いのを選択されて、 売れないから価格を下げて。 思った以上に市場原理が働いているのかなと。。 ここま...

パーツの選び方「CPU編7」結論

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 こんにちは。 下記の情報からCPUの選択を行います。 ・動作クロック ・コア ・スレッド ・キャッシュ 動作クロック 動作クロック競争は終焉していること、 世代が新しいCPUは、安くても3.4GHz以上あります。 以上から特に考慮しません。 コア コアについては、ユーザーが動作しているアプリ以外にも バックグラウンドで多数のアプリが動作していることから 多ければ多いとしました。 グラフィック機能搭載の安価なCPUの候補、 ・Celeron G6900   9,080円 コア数:2 スレッド数:2 ・ Pentium G7400     13,080円 コア数:2 スレッド数:4 ・ Intel corei3 13100   22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400   24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen3 4300G   13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen5 5600G    15,980円 コア数:6 スレッド数:12 ここから2コアは除きます。 1万以下で購入できたりするので、 ネットサーフィン、文書作成程度なら十分魅力的です。 スレッド スレッドも多ければ多いほどいいとしました。 よって、候補は以下に絞りました。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400    24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 コア数:6 スレッド数:12 キャッシュ キャッシュは大きければ、価格が高くなる感じです。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・ AMD Ryzen3 4300G ...

パーツの選び方「CPU編6」キャッシュについて解説

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 こんにちは。 CPU購入の比較になるように、キャッシュについて調べました。 キャッシュの通信速度 CPUの処理速度が遅いころは、 メモリやHDDからデータを読み書きしても速度差は少なかったのですが。 現在ではCPUの処理速度が高速すぎて メモリやHDDからのデータを読み書きすると速度差が大きく、 CPUの処理速度を活かすことができません。 そのため、CPUの内部にキャッシュという高速なメモリを設けました。 キャッシュにはL1、L2、L3とあります。 しかし、CPUの性能表にはL1が記載されてないことが多いです。 ※画像の引用はパソコン工房より L1キャッシュが記載されていない理由 CPUのコアごとに搭載され、一番アクセスが速いのがL1キャッシュですが、 CPUの世代が新しくなっても容量は変わらないため、記載がないようです。 つまり、見るべきはL2とL3になります。 このキャッシュメモリ自体が高価で、 値段が高いCPUほどキャッシュの量も多かったです。 安価なCPUは、L2が3MB、L3が16MBでした。 上の画像は高価なCPUですが、キャッシュメモリの容量が全然違いますね。 CPUと各メモリの速度差、イメージ図 下の画像はイメージ図です。 それぞれメモリの面積が大きいほど容量が大きく、 CPUコアから遠くなれば、アクセス時間が大きくなります。(矢印の下側) また赤枠がCPUになります。 結論 CPUの動作クロックは、安価なCPUと高価なCPUで違いはなかったのですが、 キャッシュメモリの大きさはCPU毎にかなりの違いがあります。 また、上の画像の赤枠の内部は自作パソコンといえども、 増設ができるような場所ではありません。 よって、CPU購入の際には比較のポイントになるかと思います。 次回、今までの情報から購入するCPUの絞り込みをします!

パーツの選び方「CPU編5」スレッドついて解説

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 こんにちは。 以前、自動車のプログラムを開発してて。 メインの処理があって、それに対して割込みでプログラムが呼ばれるんですね。 普段メインの処理が実行されてるんですけど、 ドライバーが駐車場に車を止めるとき、 バックするためのレンジに切り替えるじゃないですか。 そのとき、バックの回路に切り替えるためのプログラムが割込みで処理される。 割込みの処理が終わるまでは、他のプログラムは待機状態で先に進めない。 これがシングルコア、コア1、スレッド1の状態。 朝起きて、布団を畳もうとしてるけど、 トイレも行きたくて、チャイムが鳴って宅配便も届いた。 どれから優先して処理するかは人それぞれだけど、一つずつしか処理できない。 だけど、トイレに行きながら「ちょっと待ってください」と返事することはできる。 布団畳んで片付ける押し入れがトイレ方向なら、 トイレに行きながら布団を押し入れに入れる。 CPUは一つしかないんだけど、トイレでCPUの能力を全部使いきるわけじゃないから、余剰で別の処理を行えるようにしているのがスレッド。 コア1、スレッド2の状態。 つまり物理的にはCPUは一つなんだけど、 処理能力は空いてるから仮想的にCPU2つの状態にして 2つのタスクを処理させることができる。 コアとスレッドの関係 2コア2スレッドだと、windowsとゲームとブラウザ立ち上げて windowsとゲームの処理をしている場合、ブラウザは処理待ち状態。 2コア4スレッドだと、仮にwindowsの処理が大きくて、 1コア2スレッドを使用してても、 もう一つのコアのほうでゲームとブラウザを処理できる。 つまり、コアと同様に多ければ多いほど良いのではないでしょうか。 次回は、キャッシュについて解説します。

パーツの選び方「CPU編4」コアついて解説

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 こんにちは。 前回の記事でCPUのクロック数は既に頭打ちで それを基準に選択することはできないと書きました。 じゃあ、一体僕たちは何を基準にすればいいんだ・・・ そんな絶望に打ちひしがれる僕を救ってくれる情報が。 コア数について まずコア数について。 例えば 1.コップに手を伸ばす 2.コップをつかむ 3.コップを口元へ引き寄せる 4.コップを傾けて水を口に含む 5.水を飲みこむ 上記の5つの動作をCPUに処理させます。 ひとつの動作を処理するのに5サイクルの命令を処理する。 ただし、腕を伸ばしたり縮めたり物理的な動作をするのに必ず1秒かかります。 つまり、5HzのCPUを用意すれば、 命令を処理する時間1秒 + 物理的な動作1秒 = 2秒 2秒 * 5個の動作 = 全部の動作を終えるのに10秒 次に1秒間に45億サイクルの命令を処理できる4.5GHzCPUを用意する。 命令は速攻で処理しますが、物理的な動作に1秒かかるので、 5秒ちょいかかります。 前者と比較すると時間は半分減ってます。 しかし、CPUの性能のほとんどが待機時間になってしまいます。 3.5GHzと4.5GHzのCPUで比較すると 両方ほぼ5秒で動作完了します。 3.5GHzの1サイクルの命令を 0.000000000285 秒で処理するので それが4.5GHzだろうがほぼ時間は変わりませんし、 あっという間に命令を処理してCPUは待機になります。 これは別途書く予定ですが、 CPUをいくら高速化しても、処理を実行するハードの問題もあります。 また高速化するほど、発熱や消費電力増大の問題もあるようです。 それを解決するのが、 複数CPUを搭載するコアという概念。 自分が購入したCPUにはコア数が6なので、 内部には6個のCPUが搭載されています。 つまり、5HzのCPUを2台搭載していれば、 手を伸ばしながら、掴む動作を平行で処理し、 手を口元に持っていきながら、口を開ける動作が出きる。 飲む行為は、上記の動作と平行にはできませんが。 シングルコアだと10秒かかってた動作が、 デュアルコアだと6秒に短縮できます。 ラーメン作るとしたら、 お湯沸かす ネギを切る 器を用意する 袋を開けるなど、平行で作業できる場合、コア数が多いと有利と認識しています。 しかし、調べるとアプリの仕様もあり、例え...

パーツの選び方「CPU編3」CPUの歴史から分かるクロック競争の終焉

 こんにちは。 前回の記事でこんなことを書きました。 CPUのクロックって、宇宙の成り立ちを計算したりするような特殊なケースを除いて 一般に使用する分には、十分な計算能力を持ってるのではないか? つまり、最近のCPUを購入する限り選択肢としての重要性は低いのではないか。 ちょっと調べてみました。 2000年代前半 クロック数競争の終焉とマルチコア時代の到来 2004年末、インテルのPentium 4が採用していたNetBurstマイクロアーキテクチャは、発熱と消費電力の増加が抑えられず、ついに一般向けCPUの周波数が3.8GHzで頭打ちになった。インテルは周波数向上をあきらめ、64ビット・SIMD・プリフェッチ・マルチコアなどの技術で性能向上を図ることになる。これに関連して、インテルもAMDに続き プロセッサー・ナンバー を導入することになる。インテルは開発中のCPUをキャンセルしてクロックあたりの性能を重視した路線への転換を余儀なくされた。 weblio辞書  CPU年表 より引用 実は2006年の時点で3.40GHzのCPUが存在してます。 僕が購入の候補に挙げたCPUを確認すると、3.4GHzから3.8GHzの間。 つまり、2000年代前半にクロック数競争が終焉してから現在まで、 ほとんどクロック数は増加してないことがわかります。 ここまで確認すると、何か技術的なブレイクスルーが起きない限り、 クロック数だけで比較するのは、ほとんど無意味だなぁと理解できます。 ちなみにこの情報は僕が自作を決意してから、パーツ購入まで完全に盲点でした。 ブログ書きながらCPUの処理能力1秒に34億サイクルも38億も別に変らなくね? と、数字がでかすぎて、ピンとこないなーからの始まりでした・・・ じゃあ、10年前のCPUでもいいじゃんと論理が成り立ってしまいますが、 そこで上のweblioの記事の題名にある通り、 「マルチコア」という概念が登場してきます。 次回、コアとスレッドという概念を説明していきます。

パーツの選び方「CPU編2」CPUの動作クロックを解説

 こんにちは。 この記事ではグラフィック内蔵CPUの性能を比較し、 購入を決定した経緯を記載しています。 前回の記事で候補に挙がったCPUを 価格が安い順に並べました(検索は2023/10/12) ・Celeron G6900 9,080円 ・ Pentium G7400 13,080円 ・ AMD Ryzen3 4300G 13,979円 ・ AMD Ryzen5 5600G 15,980円 ・ Intel corei3 13100     22,340円 ・ Intel corei5 12400     24,980円 これだとG6900一択なのですが、 別の観点から並び替えてみます。 CPUの性能比較 ・Celeron G6900     9,080円 動作クロック:3.4GHz コア数:2 スレッド数:2 ・ Pentium G7400   13,080円 動作クロック:3.7GHz コア数:2 スレッド数:4 ・ Intel corei3 13100   22,340円 動作クロック:3.4GHz コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400   24,980円 動作クロック:2.5GHz コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen3 4300G  13,979円 動作クロック:3.8 GHz コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 動作クロック:3.5 GHz コア数:6 スレッド数:12 まずは動作クロックとは何かから確認していきます。 CPUの動作クロックとは? CPUが1秒間に動作する回数を示しています。 例えば、Ryzen5 5600Gは動作クロックが3.5GHzです。 K=1000 M=100万 G=10億 つまり、3.5GHzだと、1秒間に35億回の動作をすることができる。 例えば僕が水を飲む処理を行うとして。 コップを持つのに1秒、 口元に運ぶのに1秒、 水を口に含むのに1秒、 飲み込むのに1秒 上記の4つの命令をこなすのに4秒かかります。 動作クロックが1Hzの場合、 僕と同様に4秒かか...

パーツの選び方「CPU編1」グラフィック内蔵CPUの価格

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 こんにちは。 自作パソコンのパーツを自分はどう選択したか?について書きます。 今回はCPUについてです。 CPUをどう選択したか? まずこのブログの本題である、格安で組み立てることを達成するため、 グラフィックボードは接続しない選択をしました。 そうすると論理的に「GPU内蔵」のCPUを選択する必要があります。 デスクトップパソコンはディスプレイに映像を出力する グラフィックカードを搭載するケースが多く、 グラフィック機能が搭載されてないCPUが多いです。 グラフィックカードを載せないのに、 グラフィック機能がないCPUを搭載すると、 ディスプレイに何も映りません。 グラフィック機能内蔵かどうかの見極め CPUを選択する際は、IntelかAMDの二択になります。 このCPUの型番の末尾のアルファベットでCPUの用途が 掴めるようになっています。 まずはAMDですが、グラフィック内蔵の場合、CPUの型番にGがつきます。 ryzen 5 5600G ryzen 5 3600 とある場合、4600Gはグラフィックボードなしでもディスプレイ出力されるが、 3000の場合、グラフィックボードが必須となります。 Intel core i系のCPUだと、Fがついた場合、グラフィック機能がありません。 下記のリンクは、CPU型番のアルファベットの意味のgoogle検索結果です。 アルファベットはG以外もあるので、興味ある方は調べてみると面白いです。 リンク 僕の場合、AMDのCPUだと、「G」がついたもの。 Intelのcorei系CPUだと、「F」がついていないものになります。 ちなみにCPUにグラフィック機能が搭載されている場合、 画像のように箱に記載があります。(右上の赤い丸で囲った部分) グラフィック内蔵CPUの価格の確認 上記の結論からグラフィック内蔵CPUの価格を調査しました。 ドスパラ CPU(Intel)検索結果(2023/10/12) 検索結果へのLink 1万円台のCPUは、型番にFがついており、グラフィック機能はないことがわかります。 Intel corei3 13100がグラフィック内臓で22,340円 Intel corei5 12400が24,980円 CPU(AMD)の検索結果 検索結果へのLink AMD Ryzen3 4300G 13,9...