パーツの選び方「CPU編6」キャッシュについて解説
こんにちは。
CPU購入の比較になるように、キャッシュについて調べました。
キャッシュの通信速度
CPUの処理速度が遅いころは、
メモリやHDDからデータを読み書きしても速度差は少なかったのですが。
現在ではCPUの処理速度が高速すぎて
メモリやHDDからのデータを読み書きすると速度差が大きく、
CPUの処理速度を活かすことができません。
そのため、CPUの内部にキャッシュという高速なメモリを設けました。
キャッシュにはL1、L2、L3とあります。
しかし、CPUの性能表にはL1が記載されてないことが多いです。
L1キャッシュが記載されていない理由
CPUのコアごとに搭載され、一番アクセスが速いのがL1キャッシュですが、
CPUの世代が新しくなっても容量は変わらないため、記載がないようです。
つまり、見るべきはL2とL3になります。
このキャッシュメモリ自体が高価で、
値段が高いCPUほどキャッシュの量も多かったです。
安価なCPUは、L2が3MB、L3が16MBでした。
上の画像は高価なCPUですが、キャッシュメモリの容量が全然違いますね。
CPUと各メモリの速度差、イメージ図
下の画像はイメージ図です。
それぞれメモリの面積が大きいほど容量が大きく、
CPUコアから遠くなれば、アクセス時間が大きくなります。(矢印の下側)
また赤枠がCPUになります。
結論
CPUの動作クロックは、安価なCPUと高価なCPUで違いはなかったのですが、
キャッシュメモリの大きさはCPU毎にかなりの違いがあります。
また、上の画像の赤枠の内部は自作パソコンといえども、
増設ができるような場所ではありません。
よって、CPU購入の際には比較のポイントになるかと思います。
次回、今までの情報から購入するCPUの絞り込みをします!


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