パーツの選び方「CPU編4」コアついて解説

 こんにちは。

前回の記事でCPUのクロック数は既に頭打ちで

それを基準に選択することはできないと書きました。

じゃあ、一体僕たちは何を基準にすればいいんだ・・・


そんな絶望に打ちひしがれる僕を救ってくれる情報が。


コア数について

まずコア数について。


例えば

1.コップに手を伸ばす

2.コップをつかむ

3.コップを口元へ引き寄せる

4.コップを傾けて水を口に含む

5.水を飲みこむ

上記の5つの動作をCPUに処理させます。


ひとつの動作を処理するのに5サイクルの命令を処理する。

ただし、腕を伸ばしたり縮めたり物理的な動作をするのに必ず1秒かかります。


つまり、5HzのCPUを用意すれば、

命令を処理する時間1秒 + 物理的な動作1秒 = 2秒

2秒 * 5個の動作 = 全部の動作を終えるのに10秒



次に1秒間に45億サイクルの命令を処理できる4.5GHzCPUを用意する。

命令は速攻で処理しますが、物理的な動作に1秒かかるので、

5秒ちょいかかります。


前者と比較すると時間は半分減ってます。

しかし、CPUの性能のほとんどが待機時間になってしまいます。


3.5GHzと4.5GHzのCPUで比較すると

両方ほぼ5秒で動作完了します。

3.5GHzの1サイクルの命令を0.000000000285秒で処理するので

それが4.5GHzだろうがほぼ時間は変わりませんし、

あっという間に命令を処理してCPUは待機になります。


これは別途書く予定ですが、

CPUをいくら高速化しても、処理を実行するハードの問題もあります。


また高速化するほど、発熱や消費電力増大の問題もあるようです。


それを解決するのが、

複数CPUを搭載するコアという概念。

自分が購入したCPUにはコア数が6なので、

内部には6個のCPUが搭載されています。


つまり、5HzのCPUを2台搭載していれば、

手を伸ばしながら、掴む動作を平行で処理し、

手を口元に持っていきながら、口を開ける動作が出きる。

飲む行為は、上記の動作と平行にはできませんが。

シングルコアだと10秒かかってた動作が、

デュアルコアだと6秒に短縮できます。


ラーメン作るとしたら、

お湯沸かす

ネギを切る

器を用意する

袋を開けるなど、平行で作業できる場合、コア数が多いと有利と認識しています。


しかし、調べるとアプリの仕様もあり、例えばゲームだと4コア以上使わないという情報も

見ました。一体どう選択すればいいのか。


実際の計測

画像は、動画と軽いゲームとブラウザ立ち上げてといくつか平行処理させながら、

CPUの状態を計測しました。


ここから分かることは、割と全てのコアが動いているなということ。

というのも、ディスプレイ上ではゲームと動画、ブラウザだけを立ち上げていますが、

バックグラウンドではwindowsやネットワーク、色んなタスクや割込みが発生しているということ。

それがプロセス数219で確認できます。


結論としては、多ければ多いほどいい。

色々調べた感じ、ゲームやアプリに特定して多くのコアは必要ないと説明もありましたが。

思った以上にプロセスが動いている。


あとは自分の使用経験から2コアは避けたほうがいいと思います。

動作にかくつきを感じることが多く、現在は全く感じませんし、

レビューを見るとそのようなレビューもちらほら確認できます。


次回はスレッドについて。

ありがとうございました。

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