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パーツの選び方「マザーボード編1」ソケットについて

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 マザーボードの選び方はシンプルです。 自分は自作して初めて知ったのですが、 CPUの形式がintelとAMDで違います。 もう一歩踏み込むと、CPUの世代によっても違います。 ぼくの場合、Ryzen5 5600Gを選択したので それが組み込めるマザーボードを選択するしかない。 その形状をCPUソケットと言います。 上の画像の赤枠部分、AM4がソケットの名称です。 AMDの場合、後継のAM5が発売されていますから、 CPUをIntel系にしたり、最新世代に変更すると 必然的にマザーボードもセットで変更する必要があったりします。 注意点 一つ注意点があるのですが、AM4ソケットのCPUが本日発売として、 AM4ソケットのマザーボードが過去に発売された商品の場合、 ソケットは合ってもマザーボードのドライバをアップデートしないと、 最新のCPUを認識しないようです。 仮にネット通販で購入の場合、お店に確認が必要です。 僕はこのケースに当たりました。 しかし、実店舗で購入予定のマザーボードを発見し、 見ると箱にシールが貼ってました。 真ん中のシールがAMD Ryzen 5000 DESKTOP READYです。 そのため5000番台のCPUに対応してるドライバと判断。(もちろん店員さんに確認) そして基本的にwindows11をインストールするでしょうから、 そこも対応していることが後付けのシールで示されています。 ネット通販で商品の在庫が古い場合、 製造過程で古いドライバがインストールされてますから確認が必要です。 次回からマザーボードの違いを確認していきます。

「雑談」CPUの性能比較(スコア)について

 こんにちは。 CPUのスコア比較は、購入するCPUを決定するのに便利だと思います。 なぜなら、現在使用しているCPUからどのくらい性能が上なのか、 そして複数のCPUで迷うときに一番スコアが上のを選択する目安になるからです。 と同時に自作を経験した人なら、ある疑問点も浮かぶと思います。 CPUによってマザーボードやメモリ、OSなど、適応するパーツが違うのに 比較対象になるのか?ということです。 PassMarkとは 「PassMark」は、オーストラリアのPassMark Software社が提供するベンチマークを測定するためのソフトウェア及びサービスです。 同社は、パソコンのハードウェアやソフトウェアの総合的なベンチマーク・総合診断ソリューションを開発・提供しており、運営する世界最大のCPUベンチマークサイト(cpubenchmark.net)では、3500種類以上のCPUのベンチマークスコアを無料で公開しています。 さらに有料になりますが、総合ベンチマークソフト「PerformanceTest」を販売しており、こちらはインストールしたパソコンのパフォーマンステストを行うことができ、CPU・GPU・メモリ・ストレージなどの主要パーツの性能を測定できます。 Dospara plusのPassMarkとは から引用 PassMarkの問題点 色々調べてみたのですが、CPUスコアをどう算出しているのか。 CPU以外のハードやOSの違いをどう除去してスコアを算出しているのか。 全然わかりませんでした。 例えば、AとB二つのCPUがあり、マザーボードやOSなど同一ハードで スコア算出テストが行える場合、そのスコアに信ぴょう性があると言えますが。 AとBで機材が異なる場合、単純な比較対象にはならないのではないかと考えています。 そして、世の中の人がPassMarkを基準にすればするほど、 僕みたいな人間の場合、PassMarkで高得点取れるCPUを作ればよくね?(本末転倒) テストがブラックボックスなら、賄賂を渡してスコアに色を付けてもらえばよくね? 色んな悪いことも思い浮かべることができます。 PassMarkの目安 以下の表は、 Dospara plusのPassMarkとは から引用です。 PassMark(CPUスコア) 具体的な用途 評価 ~2500 チャ...

CPU性能比較

こんにちは。 今までCPU性能の数値から判断してきましたが、 CPUの性能比較表もありますので、確認してみます。 ドスパラのページを参照しています。 リンクは こちら 。 Core2 Duo E6300の性能を100の基準点として、 そこから性能が高いほど数値が高くなります。 CPUスコア ・Core2 Duo E6300 スコア100 2006年に販売された商品。 動作クロック:1.86GHz コア数:2 スレッド数:なし L2:2.0MB L3:なし ・Celeron G6900   9,080円 ※価格は僕が調べた時点のものです スコア879 動作クロック:3.4GHz コア数:2 スレッド数:2 L2 : 2.5MB L3:4MB ・ Pentium G7400     13,080円 スコア1350 動作クロック:3.7GHz コア数:2 スレッド数:4   L2 : 2.5MB L3 : 6MB ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 スコアの掲載なし おい、何でここまで調べたのに掲載してないのよw 別のサイトで確認するとG7400よりスコアが高かったです。 動作クロック:3.7GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:2MB L3:4MB ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 スコア2087 動作クロック:3.9GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:3MB L3:16MB ・ Intel corei3 13100     22,340円 スコア2734 動作クロック:3.4GHz コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・Intel corei5 12400    24,980円 スコア3646 動作クロック:2.5GHz コア数:6 スレッド数:12 L2:7.5MB L3:18MB 結論 価格が高いほどスコアも高いという順当な結果に。 思った以上に金額=性能となりました。 CPUが発売されると、スコアの計測があって。 同じ価格帯ならスコアが良いのを選択されて、 売れないから価格を下げて。 思った以上に市場原理が働いているのかなと。。 ここま...

パーツの選び方「CPU編7」結論

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 こんにちは。 下記の情報からCPUの選択を行います。 ・動作クロック ・コア ・スレッド ・キャッシュ 動作クロック 動作クロック競争は終焉していること、 世代が新しいCPUは、安くても3.4GHz以上あります。 以上から特に考慮しません。 コア コアについては、ユーザーが動作しているアプリ以外にも バックグラウンドで多数のアプリが動作していることから 多ければ多いとしました。 グラフィック機能搭載の安価なCPUの候補、 ・Celeron G6900   9,080円 コア数:2 スレッド数:2 ・ Pentium G7400     13,080円 コア数:2 スレッド数:4 ・ Intel corei3 13100   22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400   24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen3 4300G   13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen5 5600G    15,980円 コア数:6 スレッド数:12 ここから2コアは除きます。 1万以下で購入できたりするので、 ネットサーフィン、文書作成程度なら十分魅力的です。 スレッド スレッドも多ければ多いほどいいとしました。 よって、候補は以下に絞りました。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 ・ AMD Ryzen3 4300G    13,979円 コア数:4 スレッド数:8 ・Intel corei5 12400    24,980円 コア数:6 スレッド数:12 ・ AMD Ryzen5 5600G   15,980円 コア数:6 スレッド数:12 キャッシュ キャッシュは大きければ、価格が高くなる感じです。 ・ Intel corei3 13100     22,340円 コア数:4 スレッド数:8 L2:5MB L3:12MB ・ AMD Ryzen3 4300G ...

パーツの選び方「CPU編6」キャッシュについて解説

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 こんにちは。 CPU購入の比較になるように、キャッシュについて調べました。 キャッシュの通信速度 CPUの処理速度が遅いころは、 メモリやHDDからデータを読み書きしても速度差は少なかったのですが。 現在ではCPUの処理速度が高速すぎて メモリやHDDからのデータを読み書きすると速度差が大きく、 CPUの処理速度を活かすことができません。 そのため、CPUの内部にキャッシュという高速なメモリを設けました。 キャッシュにはL1、L2、L3とあります。 しかし、CPUの性能表にはL1が記載されてないことが多いです。 ※画像の引用はパソコン工房より L1キャッシュが記載されていない理由 CPUのコアごとに搭載され、一番アクセスが速いのがL1キャッシュですが、 CPUの世代が新しくなっても容量は変わらないため、記載がないようです。 つまり、見るべきはL2とL3になります。 このキャッシュメモリ自体が高価で、 値段が高いCPUほどキャッシュの量も多かったです。 安価なCPUは、L2が3MB、L3が16MBでした。 上の画像は高価なCPUですが、キャッシュメモリの容量が全然違いますね。 CPUと各メモリの速度差、イメージ図 下の画像はイメージ図です。 それぞれメモリの面積が大きいほど容量が大きく、 CPUコアから遠くなれば、アクセス時間が大きくなります。(矢印の下側) また赤枠がCPUになります。 結論 CPUの動作クロックは、安価なCPUと高価なCPUで違いはなかったのですが、 キャッシュメモリの大きさはCPU毎にかなりの違いがあります。 また、上の画像の赤枠の内部は自作パソコンといえども、 増設ができるような場所ではありません。 よって、CPU購入の際には比較のポイントになるかと思います。 次回、今までの情報から購入するCPUの絞り込みをします!

パーツの選び方「CPU編5」スレッドついて解説

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 こんにちは。 以前、自動車のプログラムを開発してて。 メインの処理があって、それに対して割込みでプログラムが呼ばれるんですね。 普段メインの処理が実行されてるんですけど、 ドライバーが駐車場に車を止めるとき、 バックするためのレンジに切り替えるじゃないですか。 そのとき、バックの回路に切り替えるためのプログラムが割込みで処理される。 割込みの処理が終わるまでは、他のプログラムは待機状態で先に進めない。 これがシングルコア、コア1、スレッド1の状態。 朝起きて、布団を畳もうとしてるけど、 トイレも行きたくて、チャイムが鳴って宅配便も届いた。 どれから優先して処理するかは人それぞれだけど、一つずつしか処理できない。 だけど、トイレに行きながら「ちょっと待ってください」と返事することはできる。 布団畳んで片付ける押し入れがトイレ方向なら、 トイレに行きながら布団を押し入れに入れる。 CPUは一つしかないんだけど、トイレでCPUの能力を全部使いきるわけじゃないから、余剰で別の処理を行えるようにしているのがスレッド。 コア1、スレッド2の状態。 つまり物理的にはCPUは一つなんだけど、 処理能力は空いてるから仮想的にCPU2つの状態にして 2つのタスクを処理させることができる。 コアとスレッドの関係 2コア2スレッドだと、windowsとゲームとブラウザ立ち上げて windowsとゲームの処理をしている場合、ブラウザは処理待ち状態。 2コア4スレッドだと、仮にwindowsの処理が大きくて、 1コア2スレッドを使用してても、 もう一つのコアのほうでゲームとブラウザを処理できる。 つまり、コアと同様に多ければ多いほど良いのではないでしょうか。 次回は、キャッシュについて解説します。

パーツの選び方「CPU編4」コアついて解説

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 こんにちは。 前回の記事でCPUのクロック数は既に頭打ちで それを基準に選択することはできないと書きました。 じゃあ、一体僕たちは何を基準にすればいいんだ・・・ そんな絶望に打ちひしがれる僕を救ってくれる情報が。 コア数について まずコア数について。 例えば 1.コップに手を伸ばす 2.コップをつかむ 3.コップを口元へ引き寄せる 4.コップを傾けて水を口に含む 5.水を飲みこむ 上記の5つの動作をCPUに処理させます。 ひとつの動作を処理するのに5サイクルの命令を処理する。 ただし、腕を伸ばしたり縮めたり物理的な動作をするのに必ず1秒かかります。 つまり、5HzのCPUを用意すれば、 命令を処理する時間1秒 + 物理的な動作1秒 = 2秒 2秒 * 5個の動作 = 全部の動作を終えるのに10秒 次に1秒間に45億サイクルの命令を処理できる4.5GHzCPUを用意する。 命令は速攻で処理しますが、物理的な動作に1秒かかるので、 5秒ちょいかかります。 前者と比較すると時間は半分減ってます。 しかし、CPUの性能のほとんどが待機時間になってしまいます。 3.5GHzと4.5GHzのCPUで比較すると 両方ほぼ5秒で動作完了します。 3.5GHzの1サイクルの命令を 0.000000000285 秒で処理するので それが4.5GHzだろうがほぼ時間は変わりませんし、 あっという間に命令を処理してCPUは待機になります。 これは別途書く予定ですが、 CPUをいくら高速化しても、処理を実行するハードの問題もあります。 また高速化するほど、発熱や消費電力増大の問題もあるようです。 それを解決するのが、 複数CPUを搭載するコアという概念。 自分が購入したCPUにはコア数が6なので、 内部には6個のCPUが搭載されています。 つまり、5HzのCPUを2台搭載していれば、 手を伸ばしながら、掴む動作を平行で処理し、 手を口元に持っていきながら、口を開ける動作が出きる。 飲む行為は、上記の動作と平行にはできませんが。 シングルコアだと10秒かかってた動作が、 デュアルコアだと6秒に短縮できます。 ラーメン作るとしたら、 お湯沸かす ネギを切る 器を用意する 袋を開けるなど、平行で作業できる場合、コア数が多いと有利と認識しています。 しかし、調べるとアプリの仕様もあり、例え...